第37回美容師国家試験より引用。
紫外線とサンケア製品に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 長波長紫外線は、メラニン色素を徐々に増加させる。
→〇 長波長紫外線とはUVAのことであり、そのUVAに起因する日焼けがこのメラニン増加による肌の黒化、すなわちサンタンです。
② サンタン製品は、サンスクリーン製品に比べてUVAの吸収が弱い。
→〇 サンタン製品は、UVBに起因する日焼けであるサンバーンを防ぐためにUVBのみを吸収する製品であるため、UVAに対する吸収はほとんど見られません。
③ PA分類は、中波長紫外線の防御効果を示す。
→×(正解) PA分類はUVAに対する防御効果の指標であり、中波長紫外線(UVB)に対する防御効果はSPF値で示されます。
④ SPF値の大きい製品を使った方が、サンバーン(日焼け紅斑)を起こしにくい。
→〇 SPF値が大きいとその分だけUVBを吸収してくれるのでサンバーンは起こりにくくなります。