今回で教科書範囲は一通り終わりますので今後は美容師国家試験の過去問研究や具体的な香粧品を紹介したいと思います。
「美白用香粧品」としてはメラニン色素の合成を促進するチロシナーゼを阻害する物質の研究もされているようですが、現在の市販品には「アルブミン」や「ソウハクヒエキス」などが美白成分として用いられています。
「制汗・防臭剤」は腋の下のアポクリン腺からの分泌物に由来する不快な臭いを緩和するために用います。微生物が関係しているために、これを抑制する「殺菌剤」、発汗を抑制するために「収れん剤」、快適な香りでマスキングするための「香料」が配合されます。収れん剤のパラフェノールスルホン酸亜鉛やアラントインクロルヒドロキシアルミニウムなどは以前にも紹介しましたね。
「ニキビ用香粧品」は医薬部外品に指定されていて、サリチル酸などの角質溶解剤や、その他収れん剤や殺菌剤が配合されています。
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