第39回美容師国家試験より引用
香粧品に使われる成分とその効果に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
① ビタミンC誘導体 - 美白効果
→〇 ビタミンについては、香粧品においては美白効果にも酸化防止にも有効なビタミンC(飲料に添加されるビタミンCはだいたいコレ)やトコフェロールとも呼ばれ、酸化防止効果を示すビタミンEが出題されています。
② ベンゾフェノン誘導体 - 紫外線防止効果
→× ベンゾフェノン誘導体、メトキシケイ皮酸、パラアミノ安息香酸などは紫外線が皮膚を透過してしまわないよう、これを防止します。
③ アラントイン - エモリエント効果
→×(正解)アラントインは消炎剤として有効です。消炎剤としては香粧品では、収れん作用も併せ持つ白色顔料の酸化亜鉛も押さえておくとよいでしょう。エモリエント効果は、皮膚に含まれる水分を維持する性質ですので、ざっくり言えば「保湿」です。
④ セラミド - 保湿効果
→〇 セラミドはグリセリン、ヒアルロン酸、ワセリンなどと同様、香粧品によく用いられる保湿剤です。