2019-01-01から1年間の記事一覧
第28回美容師国家試験より引用 香粧品に用いられる色材に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 天然色素は、タール色素に比べて、着色力や耐光性、耐薬品性が優れている。 b 使用できるタール色素は、厚生省令によって品目が定められてい…
第28回美容師国家試験より引用 酸化剤と還元剤に関する次の文章の( )内に入る語句の組み合わせのうち、正しいものはどれか。 「パーマネントウェーブ用剤は、( A )などの( B )とアルカリ性物質を配合した第1剤(1液)と( C )などの( D )を含有する…
第27回美容師国家試験より引用頭皮・毛髪用香粧品とその配合成分に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。 ① ヘアブリーチ剤 ー チオグリコール酸又はその塩類 →×(正解) チオグリコール酸は還元剤であるため不適です。ヘアブリーチ(脱色)は毛髪の…
第27回美容師国家試験「物理・化学」より引用香粧品に用いられる無機顔料とこれを配合する顔料の次の組合せのうち、誤っているものはどれか。① 酸化鉄 ー 着色顔料 →◯ 酸化鉄(ベンガラ含む)、酸化クロム、カーボンブラックなどは代表的な着色顔料です。なお…
第26回美容師国家試験より引用香粧品原料に関する次の組み合わせのうち、誤っているものはどれか。① 油性原料 ー キャンデリラロウ ー 口紅などのスティック製品 →○ キャンデリラロウ、カルナウバロウは代表的な植物性ロウとして覚えておきましょう。② アミ…
第26回美容師国家試験より引用香粧品に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。 ① 制汗・防臭剤 ー パラフェノールスルホン酸亜鉛 →◯ 亜鉛やアルミニウム系の化合物は収れん剤として使われます。皮膚に塗布すると皮膚を引き締めて涼しく感じさせる…
第26回美容師国家試験香粧品化学より 制汗・防臭剤による体臭の防止方法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 ① 香料を利用して悪臭をマスキングする。 →〇 発せられている悪臭を他の快適な香りでカバーします。デオドラント剤がその典型です。…
第26回美容師国家試験香粧品化学より ヘアリンス剤に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。「ヘアリンス剤に用いられる第四級アンモニウム塩は( A )界面活性剤であり、( B )に吸着して毛髪を保護して柔軟にし、( C …
第26回美容師国家試験香粧品化学より 香粧品用色材に関する次の研究のうち、誤っているものはどれか。① 微粒子酸化チタンは、紫外線遮断剤として用いられる。→◯ 酸化チタンは白色顔料ですが、微粒子酸化チタンは紫外線遮断剤として使われます。② 酸化鉄、…
第26回美容師国家試験香粧品化学より 次のアルコール類のうち、人体への毒性が強く、化粧品への配合が禁止されているものはどれか。① メタノール→◯(正解)メタノールは少量でも強い毒性を示す劇薬です。一切の例外なく用いられることがありません。② エタノ…
第25回美容師国家試験化学より界面活性剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 ① 陰イオン界面活性剤は、洗浄力がすぐれているものが多い。 →◯ 一般に洗浄を期待するために用いる界面活性剤は陰イオン界面活性剤であり、石けんはその代表例です…
第25回美容師国家試験香粧品化学より酸化染毛剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 ①酸化染毛剤は、化粧品に分類される。 →×(正解) 酸化染毛剤は永久染毛剤ともよばれ、パッチテストも義務づけられることから医薬部外品になります。②酸化染毛…
第25回美容師国家試験 香粧品化学より 香粧品に用いられる物質とその主な配合目的に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。 ① パラオキシ安息香酸エステル及びそのナトリウム塩 - ビタミン剤 →×(正解) パラオキシ安息香酸エステルは「パラベン…
第25回美容師国家試験香粧品化学より引用 香粧品用色材に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 ① タルクは、主に紫外線遮断材として用いられている。 →× タルクは展延性に優れた体質顔料です。また、紫外線を散乱・反射させる性質ももっていますので…
第24回美容師国家試験香粧品化学より 香粧品に用いられる物質とその主な配合目的に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。 ① システイン - 酸化剤 →×(正解) 「システイン」はパーマネントウェーブ用剤の第1剤であるため、還元剤になります…
第24回出題香粧品化学 香粧品に用いられる油脂に関する次の組合せのうち誤っているものはどれか。 ① 植物油 - オリーブ油 →〇 植物油(液体)の代表例として「オリーブ油」、「ヒマシ油」は押さえておきましょう。 ② 植物脂 - ヤシ油 →〇 植物脂(固体)…
第24回美容師国家試験石けんの製造に関する次の文章の( )内に入る語句の組み合わせとして正しいものはどれか。一般の石けんは、油脂に( A )を加えて( B )する( C )とよばれる方法で製造される。(AーBーC) ① 酸 ー 中和 ー 塩析法 →× 石けんは油脂に「酸」で…
第24回化学 酸化剤と還元剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 ① パーマネントウェーブ用剤の第1剤に使用されているチオグリコール酸は、酸化剤である。 →× チオグリコール酸が第1剤であることは正しいですが、あくまでも還元剤です。 ② パーマ…
今回で教科書範囲は一通り終わりますので今後は美容師国家試験の過去問研究や具体的な香粧品を紹介したいと思います。「美白用香粧品」としてはメラニン色素の合成を促進するチロシナーゼを阻害する物質の研究もされているようですが、現在の市販品には「ア…
サンケア製品についてです。日焼けには2種類あります。 1つは長波長の紫外線「UVA」による「サンタン 」。これはメラニン色素の増加により肌が黒くなるタイプです。 もう1つは中波長の紫外線「UVB」による「サンバーン」。これは急性の「炎症」を伴います…
有能な溶媒であるエタノールに香料を溶解させたものが芳香製品であり、香料の比率によって細分化されます。「香水」は香料の配合比率が最も高く、15~25%。濃度が高いため、衣服に染みを残してしまうことがあるので要注意。 「パフュームコロン」は香水に次…
ヘアカラー製品の締めくくりです。 実質的には酸化染毛剤になります。低分子の染料を毛皮質の奥深くに浸透させ、これを酸化および重合(分子をたくさん結合させて大きな分子にしていく)することで発色します。「過酸化水素」がアルカリ剤の中で分解して生じた…
今日は脱色剤と脱染剤の違いについて。「脱色剤」は毛髪のもとの色を脱色、つまり、「メラニン色素の分解」を目的としたものです。アルカリ剤と「過酸化水素」の作用によって生じた酸素がメラニン色素を分解することにより脱色が起こります。「脱染剤」は脱…
今日は染毛料の話です。「一時染毛料」と「半永久染毛料」があります。いずれも化粧品に区分されます。一時染毛料は毛髪表面に着色顔料などを付着させるタイプのものであり、一度のシャンプーで洗い流すことができます。半永久染毛料には「酸性染料」や「HC(…
パーマ剤については従来から出題頻度が高いです。ポイントを良く押さえておきましょう。第1剤として「還元剤」が使われます。アルカリ条件下で毛髪内の水素結合やイオン結合が切断され、膨潤してきたところにこの還元剤を作用させると、毛髪内のシスチン結…
今日はスタイリング剤についてのポイントをまとめました。「ヘアリキッド」はエタノールを溶媒にスタイリング成分を配合した液体スタイリング剤です。スタイリング成分以外には香料や金属イオン封鎖剤(キレート剤)も含みます。「ジェル」と「ウォーターグリ…
今日はシャンプー剤関連をまとめてみました。「シャンプー剤」はわかりきってはいますが、頭皮の汚れを除去し清潔にするために使われます。清浄にするということはもちろん陰イオン界面活性剤「高級アルコール系合成洗剤」などが使われています。また、ベビ…
国家試験ではそう深いところまで出題されるとは思いませんが、最低限必要なところは下にまとめておきますので覚えておきましょう。「カラーエナメル」はかつての教材ではネイルエナメルと表現されていました。光沢をもち、接着性が高いことが求められます。…
今日はアイメイクアップ香粧品に焦点を当ててみました。 国家試験での出題の可能性は高くないでしょうけど、最低限の知識事項は押さえましょう。女子学生にとっては使い慣れて感覚的に理解できる場合もあるでしょうか。「アイシャドー」はまぶたに塗布して顔…
今日はおしろい類について。 4つの基本性質 「展延性」…「タルク」により皮膚で滑らかに延びる 「付着性」…「マイカ」により皮膚によく付着する(この性質がないとぼろぼろ剥がれ落ちる) 「被覆力」…「酸化チタン」によりしみやそばかすを隠す 「吸収力」…「…