美容学校講師のブログ講義(香粧品化学)

美容師を目指す向けて努力している学生のために、少しでもお役に立てればと、香粧品化学やアンチエイジングに関するお話をしていきます。

各種配合成分~保湿剤と紫外線吸収剤、そして収れん剤~

引き続き配合成分各論を。

「保湿剤」
皮膚や毛髪の乾燥を回避するために不可欠ですね。
アルコールの一種「グリセリン」と「プロピレングリコール」、天然物質の「ヒアルロン酸」や「セラミド」は覚えておきましょう。

「紫外線吸収剤」
痛みを伴う日焼け、「UVBによるサンバーン」を回避するために有効なのは「パラアミノ安息香酸」、「メトキシケイ皮酸」、最近教科書で扱われるようになっUVAを吸収する「4ーtert(ターシャリー)ーブチルー4´ーメトキシジベンゾイルメタン」あたりを覚えておきましょう。

「収れん剤」
皮膚を引き締めることで発汗を抑制します。
有機酸のひとつ「クエン酸」ほか、「パラフェノールスルホン酸亜鉛」、「酸化亜鉛」、「アラントインクロルヒドロキシアルミニウム」 などの亜鉛やアルミニウムをもつ化合物、ハマメリス水あたりを覚えておきましょう。

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