第38回美容師国家試験より引用
化粧液に配合される成分と効果に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。
① パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)ーエモリエント効果
→✕ エモリエント効果は皮膚の表面の皮脂膜などによる、水分の蒸発を防ぐことによる保湿効果ですが、このパラベンはそもそも防腐剤です。名前が長いので「パラオキシとくれば防腐!」で良いかと思われます。
② ヒアルロン酸ナトリウム ー 保湿効果
→○(正解) 多くの化粧水に含まれているヒアルロン酸塩は、代表的な保湿剤であり、皮膚内部の水分をキープするモイスチャー効果を示します。
→✕ 「パラアミノ」とくれば、紫外線吸収です。日焼けを防止しますが、それ自体が美白効果をもたらすわけではありません。美白効果はビタミンC(アスコルビン酸)、プラセンタエキス、ソウハクヒエキスなどを押さえておきましょう。また、美白用化粧品は医薬部外品に分類されます。
④ クエン酸 ー 紫外線防止効果
→✕ クエン酸は皮膚を引き締める収れん剤および、金属の酸化を防ぐキレート剤(金属イオン封鎖剤)として重要な働きを示しますが、紫外線を吸収したり、散乱したりという作用はありません。
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