美容学校講師のブログ講義(香粧品化学)

美容師を目指す向けて努力している学生のために、少しでもお役に立てればと、香粧品化学やアンチエイジングに関するお話をしていきます。

過去問解説⑤

第25回美容師国家試験香粧品化学より引用

 

香粧品用色材に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

① タルクは、主に紫外線遮断材として用いられている。

→× タルクは展延性に優れた体質顔料です。また、紫外線を散乱・反射させる性質ももっていますので、「紫外線散乱剤」としても使用されます。

② 雲母チタンは、光輝性顔料として用いられている。

→〇(正解) 雲母チタンは光輝性顔料、酸化チタンは白色顔料、微粒子酸化チタンは紫外線散乱材です。

③ 酸化鉄、カーボンブラック、グンジョウは、体質顔料とよばれている。

→× 酸化鉄(赤または黒)、カーボンブラック(黒)、グンジョウ

(青)はいずれも代表的な着色顔料です。

④ 香粧品に用いてよいタール色素とその規格は、美容師法で定められている。

→× タール色素は有機合成色素ともよばれ、法的な制限がありますが、その法律は美容師法ではなく、医薬品医療機器等法です。


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