美容学校講師のブログ講義(香粧品化学)

美容師を目指す向けて努力している学生のために、少しでもお役に立てればと、香粧品化学やアンチエイジングに関するお話をしていきます。

美容師国家試験解説36

第31回美容師国家試験追試験より引用。

香粧品に用いられる色材とその分類に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。
① 酸化鉄 ー 白色顔料
→× 酸化鉄といえば、赤色のベンガラ、黒色の黒酸化鉄などがありますが、いずれも着色顔料になります。

② 雲母チタン ー 光輝性顔料
→○(正解) 香粧品で登場するチタン系は3種あります。1つは白色顔料の酸化チタン、1つは本問で扱われている光輝性顔料の雲母チタン、もう1つは紫外線遮断剤の微粒子酸化チタンです。

③ タルク ー 着色顔料
→× タルク、カオリン、マイカはいずれも体質顔料に分類され、パウダーの原料として幅広くしようされているのがこのタルクです。

コチニール ー タール色素
→× 青赤色のコチニールはエンジ虫から得られる天然色素に分類されます。βカロテンとともに出題されやすい代表的な天然色素ですが、無機顔料に比べると劣化しやすいというデメリットがあります。

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