美容学校講師のブログ講義(香粧品化学)

美容師を目指す向けて努力している学生のために、少しでもお役に立てればと、香粧品化学やアンチエイジングに関するお話をしていきます。

有機合成色素と光輝性顔料について

今日は上の2つについて。

有機合成色素はタール色素や法定色素とも呼ばれ、香粧品には赤色102号や青色1号などの使用が「医薬品医療機器等法(←かつての薬事法)」により認められています。
美容師国家試験に備えて押さえておくべきことは、タール色素には水や有機溶媒に溶ける「染料」と、それらに溶けない「有機顔料」に分けられること、そして、前者は透明な美しい色調、後者は不透明で鮮やかな色調を呈することです。

光輝性顔料は光沢を与える顔料であり、「雲母チタン」が主な原料です。白色顔料の「酸化チタン」と混同しないように気をつけて下さいね。