前回は油脂についてお話しました。
今回はロウ類についてです。
語尾に「ロウ」がつくものが多く、分かりやすいですが、「モクロウは油脂でありロウ類ではない」こと、羊毛から採取される「ラノリン」がロウ類であることには気をつけて下さい。
代表的なものとしては植物性ロウならカルナウバロウやキャンデリラロウ(これらは固体で口紅などに使われます)、ホホバ油、動物性ロウなら固体のミツロウ(ミツバチ由来)、ラノリン(羊毛由来)などです。
なお、そもそもロウ類とは高級脂肪酸と高級アルコールのエスエル化合物です。ここで言う「高級」というのは「炭素数が多い」という意味であり、値段的に高価なということではありません。参考程度に。
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