第37回美容師国家試験より引用。
油脂に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
→◯ エステルというのは結合の仕方を表現したものです。そして、脂肪酸とグリセリンからなるエステルを油脂、脂肪酸と高級アルコールからなるエステルをロウと呼びます。
b 石けんは、油脂を塩化カリウムでけん化してつくる。
→✕ けん化とはエステルのアルカリによる加水分解です。従って、アルカリではない塩化カリウムによってけん化はできません。水酸化カリウムや水酸化ナトリウムを用いる必要があります。
c ヒマシ油は、動物性の油脂である。
→✕ 植物性油脂ですね。
d 油脂が酸素や日光の働きにより変質することを酸敗という。
→◯ 油脂は酸敗しやすいため、油性原料を香粧品に用いる際には抗酸化剤を加える、不乾性油を用いるなどの条件が求められます。
① aとb ② bとc ③ cとd ④ aとd
従って上記選択肢から④を選んだ人気が勝ち!ということになります。
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